›11 12, 2006

秋山さんおめでとうございます!

Category: miya-aki , Weblog / 2 Comments: Post / View

色々と反響のある「ライブハウスを出でよ」ですが、勢いで書いた部分もあり、今読み返してみると穴ありまくりだなあ(笑)
反応があることはとても嬉しいことです。
それに対する補足はこっちに書きますね。
BBSを日記関係の議論の場所にはあんましたくないので、俺の日記に対するコメントはこれ以降こっちにコメントしてくれるとありがたいです。

今回の俺の意見は「日本のバンドシーン」に対しての意見であり、それもオリジナルの楽曲でインディペンデントで活動し、赤の他人に娯楽を提供している立場のバンドに対しての意見です。
身内同士の娯楽で成り立っているものに対しての意見ではありません。
そしてバンド業界がしょーもなくなった原因と業界の悪意に対する考察であり、決してJCを使うこと自体やレンタルすること自体、はたまたライブハウスやスタジオの使用自体を批判しているわけではありません。
自分でイベントするためにはどこか場所を借りないとダメやしね。
それによって生み出されたと俺が思ういくつかの弊害に対する批判です。
言葉葉足らずで誤解を生んだようなら申し訳ないです…。
いやあ文章って難しいなぁ…。
そしてもちろん俺の日記は全て俺個人の意見であり、発言の全責任は俺個人にあります。

かっつん氏の「音楽はそれぞれの楽しみ方があるので自分の音楽に対するattitudeと違う人を頭ごなしに批判するのはおかしい」という意見、にのみや氏の「下手くそなのは別に悪いことじゃない」という意見ですが、バンドに対しそういう受け取り方があっても全然良いと思います。
そういう考え方もあるんやなと色々勉強になります。
俺個人の考えを書きます。
それらは個人の楽しみ方の話であり、もしそれが個人の中や閉鎖された身内の中で完結しているものなら(例えば音楽の好みとかサークル活動とかね)俺もそれ自体に意見するつもりは無いです。
しかし、赤の他人に何かを提供するのなら、どんな批判や中傷が来ようと、それはある程度覚悟しなければならないことだと思います。
それが他人に何かを発表する、ということに対する責任だと思います。

「何あのギターの音!?」
「あいつへったくそやな~!」
「うるさいだけやん!なんなんこの音楽!?」
「何これ、意味分からんねんけど。いつボーカル入るん?」
「チューニングくらいちゃんとせ~や!」
「今時メロコアて!」
「歌詞がナヨナヨし過ぎ!」
「ヒップホップてみんな同じかっこしてない??個性無ぇ~!」
「パクリやん!」
「しっかり演奏しろや!」
「ボーカル叫んでるだけで何言ってるかわからん!」
「だっせ~!」
「くっせ~!」

受け手の取り方は様々で、不快に思う人もいれば共感してくれる人もいると思います。
今回のkillieのように直接的な手段で批判されるかもしれない。
受け取り方は自由やし、受け手はその時に演奏する側の立場や思い、ましてや生い立ちなんて考えてくれるわけないし、考える必要もないと思います。
極端な言い方をしますが、受け手からすれば結果が全てだと思うからです。
バンド側が満足いかないライブをしたと思っていても、受け手はそんなん関係なく楽しめた、なんてこともあるんです。
俺がしょーもないバンドやなあと思えば俺にとってそのバンドはそれ以上でもそれ以下でもないわけで、そのバンドがいかに頑張っていようが、一所懸命だろうが、楽しんでいようが全く俺には関係ないわけです。
俺は楽しくなかったんです。
頑張ってるように感じられなかったんです。
実際本人が頑張ってるのだとしても、それが俺に伝わらなかった、ただそれだけのことです。
「俺頑張ってます!」て言うだけで家族や友達でもなんでもない他人が自分を認めてくれるのなら、世の中誰も苦労しないんじゃないかなあ。

同じものを観て、俺と全く違った感じ方をする人もいるでしょう。
それはその人の意見であり、それ自体を批判しようとは思わないし、むしろ尊重します。

そう思っているからこそ、俺は頭ごなしに批判もするんです。
自己責任で。
思ったとしても口には出すなと言う意見もあるかもしれませんが…。
まあ俺も抜き身の刀がごとく目につく気に入らないもの全てを批判して回ってるわけではないので…。( ゚∀゚)
大事に思うからこそ意見する場合もあるんよね。
どーでも良いと思ったなら批判すらしないでしょう。

「楽しければ良い」
それは自分の家や、身内内でしか通用しないと思います。
「俺らは自分が楽しかったらそれでええねん!それが俺らの音楽のやり方やねん!」
それは自分ん家でやってくれ、と俺は思います。
そんなもん観せられても俺は不愉快なだけです。

ベテランさんが言うには、
「くだらない演奏しようものなら客席から灰皿が飛んでくる時代もあった」
らしいのですが、今はそんな事まったく聞かないですよね。
灰皿投げるのはやりすぎだとしても、演奏者に反応を返さない人が多いのは、バンドなんかどうでも良いと心のどこかで思ってる人が多いからでしょうか…。
まあ、反応を返すほどの感動を覚えなかったからなんでしょうけど…。

で、まあ俺は海外はアメリカ東海岸にライブしにいったくらいで、その経験と、海外を飛び回ってるバンドの人に聞いた範囲内でしかわかりませんが、海外にはライブハウスというバンド演奏専門の小規模のハコはほとんどないと思います。
イタリアはどうすか二宮さん?
それっぽいバーがあったとしてもPAシステム以外は常設しておらず、ステージの上はカラッポです。
ドラムセット、アンプの類はバンドごとに持ち込み、総入れ替えです。
それらが無いとライブが出来ないので、実際俺らは友達のバンドに全て借りました。
ビザの関係で楽器すら持ち込み出来なかったんよね…。
ありがとうバルボア!
ちなみに練習はそれらの機材を普段置いておくために借りている倉庫で練習するそうです。

今のような日本の環境が成立していったのは、土地の狭さから発生する騒音問題も関係してきてると思います。

「あーでかいスピーカー使って爆音で音楽聴きてえ!」

と思った時に日本人はそれを地下室に持ち込んだ。
一方ジャマイカ人はこう考えた。

「家の外に置けば良いじゃない!☆」

Comments

 穴があっていいんだよ。現もじゃ。批判を受ける論文こそがいい論文だ!とはやちゃんの教授も言っておりました。ところで今現もじゃさんは現もじゃですか?
 確かにおっしゃるとおりイタリアにも日本のような機材の置いてある小規模のライブハウスはないようです。少なくとも俺の住んでるローマには。まあ数自体が少ないねんけどな。バンドもライブハウスも。やからライブをするときはいつも人がいっぱい集まるみたい。詳しくは知らんがライブのシステムも日本よりはだいぶハッピーに成り立ってるようだ。こっちの問題はそのバンドの欠乏からくる全体的なレベルの低さかなあ。レディオヘッドのコピバンが大手を振ってライブしてギャラももらうなんてどうかしてるぜ。やからある意味バンドが飽和してる日本って豊かな土壌なんじゃないかなあ。秋山さんおめでとうございます。

Posted by: にのみや at 2006年11月13日 03:32

感じ取り方は人それぞれやけども、オレはしんちゃんの意見に共感できるなぁ。
みんな「ライブ」がしたいのか。
別に場所なんてどこでもいいのにね。
まあライブハウスはお手ごろでいいけどね。
電気通さないと音楽じゃないといわんばかりのバンドさんが最近のライブハウスには多いように感じるからあまり行く気がしないねんなぁ。

Posted by: てつお at 2006年11月14日 01:01
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