最近ライブサーキットが続いてます。
ほぼ2日にいっぺんライブしてるな。
ライブはとても気持ち良い。
ドラムを叩いている瞬間は全ての思考をそれに集中させるので、実はライブの最中の事はほぼ覚えていない。
良いライブをした後はほんとに抜け殻のようで、興奮の余韻がほんの少し残っているのみで全く動けなくなる。
頭のてっぺんから足の先まで、自分の持てる集中力、感受性をフル動員して創り上げるその日その場限りのひとつのアート作品。
自分自身を創り上げ、発表、昇華させる喜び、興奮を一瞬同時に味わえる瞬間なんてこの他にどれほどあるだろうか。
その瞬間はその瞬間でしかなく、今している事は今だからでき、今しかできないこと。
いつでもできる事、っていうのは行動の種類のことであって、その行動そのものではない。
今の俺ができる音楽というのは、今の瞬間にしかできない。
俺はそれがしたいのであって、それは何物にも変えることはできない。
俺の集中力が少しずつ衰えていくのなら?
俺の感受性がだんだん枯れ落ちてしまうのなら?
俺の命に限りがあるというのなら?
今、この瞬間に、より多くの興奮を。
より多くの感動を。
より多くの作品を。
俺は手に入れたいと思うんですよ。
俺は、誰にも指図されずに、自分からやろうと思ってやってきたことはとても少ないです。
自分がやることは自分で選ぶということさえ知らないアホでした。
自分で選んだ事など片手で数えられるくらいしかないでしょう。
初めて選んだのは音楽(バンド)でした。
初めて自ら手に入れた喜びは、初めてバンドで一曲通して合わせられたときの喜びでした。
あの時の喜びが無ければ、今の俺はいないんやろなあ~。
いや~音楽ってホンといいですね。
だから、誰か俺にキーボード貸してください。