›8 29, 2007

この細い身体のどこに力を入れて立てばいい?

Posted by miya-aki at 15:59 / Category: miya-aki , Weblog / 2 Comments

最近ライブで使うエフェクタを一掃しまして。
今はMacとオーディオインターフェイスつきMIDIコントローラでゴニョゴニョやっています。
ソフトはLIVEを使っているんですが、柔軟性という意味でハードとは段違いの使いやすさですね。
超優秀なマルチエフェクタとして大活躍です。
そりゃMac込みで値段がコンパクトエフェクタ数十個分なだけあります。
ソフトシンセやサンプラーも同時に使えるし、夢無限大って感じですね。
確かにデジタル臭さが無いとは言いませんが、かっこよけりゃ何でもいいじゃない。
アナログに固執するのもわからなくは無いですが、手法だけで良いものができるわけじゃ無い。
若い身空でうんちくたれてんじゃねえぞと。
あ、そういえば東京界隈で堂本剛がキワモノエフェクタを買い漁っているらしいですね。
中古ビンテージの出物は壊滅状態。
金に物を言わせるとはこのことでしょうか。

■ 世界を震撼させた20世紀の衝撃写真
世界はあなたのものだ。
■ 生放送最大の事件ってなんだと思う?
釣瓶はガチですよね。
■ 伝説の轟音バンド、MY BLOODY VALENTINEが来年のUSコーチェラ・フェスでついに復活する……かも!?
まじですか!?
正直もうどうでもいいっす。
■ ギターウルフが9月24日の公演をもってライヴ活動を休止
股関節っすか!?
■ 光市母子殺害事件弁護団が提訴〜橋下弁護士のテレビ発言で損害賠償請求へ
あ、やっぱ煽ったのはやりすぎだったのでしょうか。
でもまあ今回ばかりは橋下弁護士を応援したい気分ではあります。
■ マクドナルド「都会は高く、地方は安い地域別価格に」→実は値上げ店が9割…したたかな価格戦略
えええぇぇぇ!?
■ 満席の飲食コーナーで仮眠 相席求めた男性が殴られ死亡
犯人が悪いのはもちろんの事なのですが。
でも…少しは相手選びましょうね。
やりようはいくらでもあっただろうに…。
普通に考えて爺さんがタイマンで勝てる相手じゃない。
平和ボケとはこのことか。
周りの人間もな。
■ 母子家庭の高校生、中学時代の同級生DQN数人にリンチされ殺される
圧倒的に想像力が欠落してますよね。
■ 報道規制されたと思われるオカルトな事件・事故
ペッパーランチは変な事件でしたね…。
■ 努力すれば格差を乗り越えられる、なんて思いつかなかった
示された道しか想像できない、というのはどの階級にも言えますね。
妬み、嫉み、蔑み、一番汚いやつは誰だ?
■ フルHDの壁紙が欲しい!1920×1200px以上限定壁紙サイトまとめ
フルHD液晶、俺も使ってますがすごく快適ですよ。
値段も手ごろになってきたし、一台どうですか?
■ ソニー、動いて光る音楽プレーヤー 来月発売
動くのはどうかと思うんですが…。
■ 世界でもっとも危険なギターコレクション
使いたくねえ…。
■ 日本語版『Wikiscanner』を使ってみよう Wikipedia編集を行なったIPが属している組織が簡単にわかる
これ、おもろいね。
企業のみなさん必死だな。

›8 12, 2007

青年よモエとナキを抱け 4

Posted by miya-aki at 02:05 / Category: miya-aki , Review / 3 Comments

これまではエロゲを中心にお送りしてきたこのコーナーですが、いよいよネタが切れ始めたので今日はアニメにします。
アニメといえば俺。
俺といえばアニメ。
90年代以降のアニメシーンを語る上で決して外すことのできないあのアニメからいってみましょう。

■ 新世紀エヴァンゲリオン
2000年9月13日に南極で発生したセカンドインパクトと呼ばれる大災害後の地球を舞台とする。その大惨事から復興しつつあった2015年の人類は、使徒と呼称されるあらたな脅威に見舞われていた。

国連の下部組織である特務機関NERV(ネルフ)は、襲来する使徒を殲滅するため、汎用人型決戦兵器人造人間エヴァンゲリオンを極秘に開発していた。そのパイロットには、まだ14歳の多感な少年・少女が選ばれ、世界の命運を託されたのであった。

主人公である14歳の少年「碇シンジ」は、「幼少時のトラウマ」と「父親との疎遠な関係」から、他人と接触を好まない内向的な少年であるが、NERVの司令である父親によって、EVA初号機のパイロットとして選任される。碇シンジをはじめとする EVA のパイロットたちは、世界の命運を託され、命をかけて戦うという閉鎖的な極限状態に置かれることとなり、追い込まれ傷つき病んでいく。

セカンドインパクトの真相、襲来する使徒の正体、そして秘密裏に進められる「人類補完計画」の全貌。多くの謎がちりばめられ、主人公であるシンジの成長と挫折を追いながら、物語は進んでいく。


俺を本格的にアニメの世界にいざない、日本中の平和な夕餉の食卓を絶望と気まずさのどん底に叩き落した作品。
当時は萌えなどの概念もほとんど無く、俺たちにとってテレビアニメといえばドラゴンボールかドラえもんだったわけで。
異彩を放つ演出やちりばめられた伏線、衝撃的な展開は日本中を震撼させ、社会現象にまでもなりました。
ひときわ他の作品と違ったところは、まず登場人物の内面的な心理描写が主立って表現されていたところでしょう。
全ての登場人物がとても人間臭く、ストーリーをより深く彩っています。
主人公は「碇シンジ」という中学生の少年なのですが、この主人公、とにかくかっこ良くない。
内向的なネクラ少年でもうとにかく弱い、脆い。
ネチネチと苦悩する姿は観ていて痛々しく、そしてイライラするほど。
いまだかつてこんなかっこ悪い主人公がいただろうか?
登場人物の内面を痛々しく描きながら展開するストーリー。
その端々にちりばめられる膨大な伏線、旧約聖書からの引用語、その他生物学、心理学、物理学、宗教、様々な分野の専門用語の多用。
グロテスクな表現。
長回しや奇抜なアングル、フラッシュカット等の斬新な演出手法。
ありとあらゆる方面から「こんなん今まで観た事ねえ!」と当時思春期真っ只中であった俺の心をわしづかみにしたのです。
極めつけはTVシリーズの最終2話。
なにがすごいって最初から最後まで延々と抽象的な内面心理描写が続きます。
え!?
それまでのストーリーは一体どこに!?
あの人どうなったの!?
人類補完計画って何!?
っていうかそれよりも何よりも、前後のつながりの無いわけわからんサイケデリックなドラッグムービーが24分間流れ続けた我が家の食卓の気まずさをどうしてくれんの!?
そんなことは気にも留めず物語?はそのまま怒涛の結末へ!!

ええええええぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇええええぇぇ!?!?!?!?!!?!?

とまあ、恐ろしいほど斬新過ぎた最終回は賛否両論の嵐でしたね。
それを受けこの最終2話は後に劇場版でリメイクされ、一応ストーリーには決着がつくのです。
が。
この劇場版も悪意がフルスロットル。
すごすぎる。
TV版、劇場版どちらもぜひ一度は観ていただきたいです。

劇中ではBGMとしてクラシック曲も積極的に使われ、これがとても印象に残っています。
使われ方も絶妙で、24話ではベートーヴェン交響曲第9番第4楽章のみしか劇中で音楽が使われなかったりといったように、とても効果的に挿入されていると思います。
バッハのG線上のアリアや、パッヘルベルのカノン、その他には賛美歌などなど。
ここぞというところで流れるのがもうホントやるねえ~といった感じ。

そんなこんなでエヴァも10周年。
今年、なんとヱヴァンゲリヲン新劇場版としてエヴァンゲリオンが復活します。
全四部作!!

高画質で観たい方はこちら↓
http://freemv.b-ch.com/prom/eva/eva_newmv_01_1m.asx
http://freemv.b-ch.com/prom/eva/eva_newmv_02_1m.asx

この劇場版は続編ではなく、同一時間上の別世界、いわゆる別ルートの物語。
ストーリーは全く別物になるようです。
その中で新たな真実が描かれるようなので、ファンは観るっきゃないですね!
俺も必ず劇場に足を運びます!
もちろん全部な!!
しかしテーマソングを歌うのが宇多田 ヒカルというのには驚きましたが、いやいや、聴いてみると案外良いじゃないですか。
予告編を観たところ、作画クオリティも腰抜かしそうなほど素晴らしい感じなのでとても楽しみです。

最後は劇中で使用された歌の中から一番好きな歌を。

「Komm,susser Tod - 甘き死よ、来たれ」

Komm,susser Tod (M-10 Director's Edit. Vesion)

I know, I know I've let you down
I've been a fool to myself
I thought that I could
live for no one else
But now through all the hurt & pain
It's time for me to respect
the ones you love
mean more than anything
So with sadness in my heart
(I) feel the best thing I could do
is end it all
and leave forever
what's done is done, it feels so bad
what once was happy now is sad
I'll never love again
my world is ending

I wish that I could turn back time
cos now the guilt is all mine
can't live without
the trust from those you love
I know we can't forget the past
you can't forget love & pride
because of that, it's kill in me insiIt all returns to nothing, it all comes
tumbling down, tumbling down,tumbling down,
it all returns to nothing, I just keep
letting me down, letting me down,letting me down,
In my heart of hearts
I know that I called never love again
I've lost everything everything
everything that matters to me,
matters in this world

I wish that I could turn back time
cos now all the guilt is all mine
can't live without
the trust from those you love
I know we can't forget the past
you can't forget love & pride
because of that, its kill in me inside

It all returns to nothing, it just keeps
tumbling down, tumbling down,tumbling down
It all returns to nothing, I just keep
letting me down, letting me down,letting me down
It all returns to nothing, it all keeps
tumbling down, tumbling down,tumbling down
It all returns to nothing, I just keep
letting me down, letting me down,letting me down

甘き死よ来たれ [日本語原詞:庵野秀明]

不安なの。
不安なの。
みんなに嫌われるのが、怖い。
自分が傷つくのが、怖い。
でも、ヒトを傷つけるのが、もっと怖い。
でも、傷つけてしまう。
好きなヒトを傷つけてしまう。
だから、ヒトを好きにならない。
だから、自分を傷つけるの。

嫌いだから。
だいっキライだから。
好きになっては、いけないの。
だから、自分を傷つける。

優しさはとても残酷
心を委ねたら、私は壊れてしまう
心が触れ合えば、あの人は傷つく
だから、私は壊れるしかない
無へと還るしかない

無へと還ろう 無へと還ろう
それは、優しさに満ち満ちたところ
そこは、真実の痛みのないところ
心の揺らぎのないところ

無へと還ろう 無へと還ろう
他人のいない無へと還ろう
無へと還ろう 無へと還ろう
傷つく事のない無へと還ろう・・・(リピート)

NEON GENESIS EVANGELION DVD-BOX '07 EDITION
キングレコード (2007/08/01)
売り上げランキング: 22

›8 05, 2007

イスが邪魔なんだよ

Posted by miya-aki at 11:43 / Category: miya-aki , Music / 0 Comments

今年も行ってきましたフジロック。
天気は三日ともほぼ晴れで、天候的には最高でしたよ。
詳しいレポはまたいずれ。
バトルスはすごかった。
で、今日はライブ告知。

●2007/8/11 @ KOBE BLUEPORT

ACT : 毘盧釈那-BIRUSHANA- / realized(from SAPPORO) / palm / CYBERNE / mu-neujohn / ハイテンションセックスガール


●2007/8/12 @ UMEDA Shangri-La

8/12 (日) 「問題大阪」
今年2月に開催後、大きな反響&ラブコールをもらったイベント「問題」再び大阪で!!!
今回もかなりビリビリしたメンツとなっています。主催のアクシデンツ、テッポーシンを筆頭に
九州・関西・関東より濃いメンツを揃えておまちしております。のうみそぐわんぐわんしにきてください。

LIVE:

MASONNA(大阪)
mu-neujohn(大阪)
ヨルズインザスカイ(大阪)
ANTI AGAINST ANTI(下関)
MACMANAMAN(福岡)
tepPohseen(福岡)
accidents in too large field(福岡)

DJ:KAJI(ポッコリ)

open:17:30 start:18:00 前売:¥2000 当日¥2000
Shangri-Laweb、チケットぴあ、ローソンチケットにて取り扱いあり。

県外割り引き有り(accidents in too large field HP内からメール予約された方のみ摘要。8/9まで受付。)

accidents in too large field HP→http://members.jcom.home.ne.jp/accidents_in_too_large_field/

*各プレイガイド 7/14(土)〜 発売開始!


●2007/8/19 @ SHINSAIBASHI HOKAGE

ACT : ZEGEN(浜松) / CONVULSION / CYBERNE / CHAG A LAG / STUBBORN FARTHER / mu-neujohn /


●2007/8/25 @ KOBE HELLUVA LOUNGE

“Helluva Lounge 2nd Anniversary Event!!”

18:30 open / 19:00 start
ADV. \1500 / DOOR \2000

ACT : zOoOoOm / BOSS OF NAKED / mass of the fermenting dregs / mu-neujohn

http://mu-neujohn.studiomu.org/

8月は熱いイベント盛りだくさん。
全部土日です。
12日には日本の誇るノイズゴッド、マゾンナも出るよ!
25日はBOSS OF NAKED。
懐かしい!
みんな遊びに来てね☆

›7 18, 2007

ささくれて頭くじられます

Posted by miya-aki at 13:50 / Category: miya-aki , Weblog / 0 Comments

さて、今日はナイスな電源タップのご紹介をしましょう。
[FURMAN(ファーマン)電源タップ/SS-6B]
[FURMAN(ファーマン)電源タップ/SS-6B]
パワーディストリビュータで有名なFURMANの電源タップです。
楽器や機材周りにはしっかりした電源環境が欲しいところですよね。
なお且つコンセント口が多数欲しい。
本来はパワーディストリビュータやコンディショナー、安定化電源が欲しいところですが、価格が高く設置がめんどいです。
じゃあもう電源タップでいいや!ってなわけで。
本機にはEMI/RFIノイズフィルター、サーキットブレーカーも搭載されているので機材周りに持って来いです。
そして何よりすげえ安い!
俺は自宅と仕事用に3つ購入しました。
まず第一印象として作りがしっかりしてますね。
本体はメタルボディで差込口も丈夫そうです。
その辺の安売り電源タップと比べると安心感が違います。
どっしり。
機材の音に関して劇的な変化があるかと問われると、そんな劇的に音が良くなるわけあるかこのオカルト野郎!!と言いたいですが。
所詮は電源タップ。
されど電源タップ。
安いしどうせ使うならこれで良いんじゃないかと思います。
音響電源機材メーカーのものだけあって重厚感と安心感はすごいよ。
まさかこんな値段とはとても思えません。
ノイズに悩まされている人にもオススメです。
パソコンやステレオコンポなどにもどうぞ。

■ 〈FUJI ROCK FESTIVAL '07〉の最終ラインナップが決定、新エリア追加も
いよいよですね。
行く人は向こうで一緒に乾杯でもしましょう!
■ 騒音おばさん
■ 奈良騒音事件。Miyoco被告が真犯人と思えば大間違い! (抜粋)
知ってましたか?
ホントでしょうか?
いずれにせよ真実は裁判で明らかになるはず。
マスコミが信用できないのは俺も皆さんに何度もお伝えしてきたと思います。
一方的な情報だけを信じて、何かに悪意を向けるのは良くないことですよね。
■ 仰天! 段ボール紙詰めた肉まん販売 比率は約6対4
もはや食い物じゃねえ!
いくらなんでもマジですか!?
と思っていたら…。
■ 「段ボール肉まん」はやらせ、中国TVが謝罪
ええええええぇぇぇえぇぇぇ!?
もう何を信じたら良いのか…。
圧力がかかったのか、はたまたホントに捏造だったのか…。
まあどちらにせよイケてないことには間違いないですよね。
捏造はダメ!
そんな中まだまだ続々と露出する中国の実態…。
■ 中国の掲示板にみる「黒心(汚染)」食品一覧
もう勘弁して…。
■ 「20億匹のネズミ、殺さないで食べよう!」とんでも提案にネット界は大揺れ—中国
人の住んでるとこにいるネズミは食べちゃだめだ!!!
っていうか疫病大丈夫!?
■ 選挙権なかった!丸川珠代さん
おーい…(;´Д`)
■ フジテレビ「ゴールデンタイムの視聴率が悪いのはゲームのせい」
だったらゲームより面白い番組作れよ無能!!!m9(^Д^)
■ 次世代iPodは来月発売でiPhoneっぽくなっているらしい
ついにタッチスクリーンiPodが発売されるようです。
■ 世界の最悪ジャケット100
不謹慎なものからおバカなものまで。
ジャケットにインパクトは欲しいですよね。
■ SCE、薄型の新「PSP」の国内発売は9月20日。19,800円
新型きた!!
なかなかのスペックっぽいですね。
■ こんな未来は嫌だ
ワロタ!
■ 世界ちんこサミット
ほんとかよ!?
■ 無料で使えるAdobeCS3の代替ソフト
ちょっと写真をいじったり、チラシを作るくらいならフリーソフトで行きましょう。
個人的には「Jahshaka」が気になりますね。
そういやPSSのビラって何使って作ってたの?
Word??
イラレ??
■ ニコニコ市場は圧倒的
広告市場が変わりつつあります。
ニコニコ動画は時間差があるとはいえインタラクティブ性があるよね。
縦にも横にもって感じ。
TVデジタル放送すらすごい時代遅れな感じすらします。
ま、画質は良いんだけど。
環境があれば。
■ PS3上で改造マリオ以上の物が作れる!? その名も「Little Big Planet」
すげえ…。
画質が…。
■ 亀田興がポンサクレックの対戦条件を拒絶、坂田との同門対決も辞さず=ボクシング
エエエエエエェェェェ!?
だってあんた挑戦者でしょうが!?
そのセリフ、そっくりそのままお前に返すぜ、って向こうの人も思ってるよ…。
どんなけアウェイでもKOすりゃ良いだけの話じゃないか…。
■ ペンもノートも持ってこない学生の指導法
俺も大学生時代は全く勉強しなかったな…。
その、あれだ。
確実に進学方面を間違えたわ。
ありゃりゃ。
■ 日本コカ・コーラ、iTunesで約200万曲を無料プレゼント
炭酸飲料飲めないです…。
■ SME、CCCD「レーベルゲートCD2」のネット認証を終了
そういやそんなんあったな…。
■ 余りある善意に被災地困惑
そうなんだよ。
自己満足だけでは誰も救えないことを知って、絶望しろよ。
■ 維新政党新風



すげえええぇぇぇぇぇ!!!!!!
政見放送はフリーダムですね!!!!!

›7 11, 2007

青年よモエとナキを抱け 3

Posted by miya-aki at 22:18 / Category: miya-aki , Review / 0 Comments

今日は一日 アニソン三昧SS」という番組が5/3にNHK-FMで放送されたのですが、曲目リストの1曲目をご覧ください。

001:「鳥の詩」 Lia [AIR]
裏国家ということでよろしいでしょうか?
1曲目が流れた瞬間に全国のオタどもは狂喜乱舞し、その日のうちにNHK放送受信料を振り込んだとか振り込まなかったとか。

では今日の一本目ですが、この作品は18禁ではありません。
なおかつ同人ゲームです。

■ ひぐらしのなく頃に
昭和58年初夏。
例年よりも暑さの訪れの早い今年の6月は、
昼にはセミの、夕暮れにはひぐらしの合唱を楽しませてくれた。

××県鹿骨市。県境にある寒村、雛見沢村。
人口2千に満たないこの村で。それは毎年起こる。

雛見沢村連続怪死事件(1979年~1983年)

毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇。
巨大ダム計画を巡る闘争から紡がれる死の連鎖。
昭和中期に隠蔽された怪事件が、蘇る。
陰謀か。偶然か。それとも祟りか。

いるはずの人間が、いない。
いないはずの人間が、いる。

昨夜出会った人間が、生きていない。
そして今いる人間が、生きていない。

惨劇は不可避か。屈する他ないのか。
でも屈するな。

君にしか、立ち向かえない。

この作品はコミケで販売された同人ゲームです。
コミケごとに販売されたシリーズものですが、それぞれの作品ごとに話自体は完結します。
全部で8本のストーリーがあります。
その内前半の4つが出題編で、これが「ひぐらしのなく頃に」。
残りの4つが解答編で「ひぐらしのなく頃に解」となっています。
今現在販売されているゲームのパッケージとしては「ひぐらしのなく頃に」、「ひぐらしのなく頃に解」の二つにまとまっています。
解等編を最後までやると全ての謎が解けるわけです。
最後にファンディスクとして「ひぐらしのなく頃に礼」が発売され、めでたく物語の完結となりました。

全編通して、このゲームに選択肢はありません。
ゲームというよりはもうほとんどノベルですね。
出題編である「ひぐらしのなく頃に」の「鬼隠し編」、「綿流し編」、「祟殺し編」では並行時間軸での別々のエピソードが描かれ、「暇潰し編」は前日譚です。
そして出題編では謎の解明は全くされないままそれぞれが完結します。
プレイヤーはそれぞれのエピソードを読み比べしながら与えられた伏線などを回収し、事件の真相を推理することとなるのです。
物語は平穏な日常のシーンから始まるのですが、一見平穏に見えるシーンでもキャラの何気ないセリフの中に重要なキーワードがあったりするので油断してはいけません。
そして事件は唐突に。
描写は決してぬるくないのである程度覚悟しておいてください。

解答編である「ひぐらしのなく頃に解」は「目明し編」、「罪滅し編」、「皆殺し編」、「祭囃し編」の4つになります。
「罪滅し編」は「鬼隠し編」、「目明し編」は「綿流し編」、「皆殺し編」は「祟殺し編」、「祭囃し編」は「全ての編」への解答となっています。
俺のオススメは「目明し編」。
こう来たか!て感じです。
こういう伏線の張り方好きだなあ。
ただ、「祭囃し編」は反則。
そんな真相、推理できるか!(笑)

たまに出現するくさい演出、ご都合主義的な表現が鼻につくこともありましたが、全体を通して読み物としてとても面白いと思います。
「祟り」、「市民闘争」、「猜疑」、「狂気」、「錯乱」、「虐待」、「村八分」、「伝奇」、「陰謀」、「寄生虫」、「薬物」、「友情」、全て重要なキーワードです。
「ひぐらしのなく頃に」体験版では「鬼隠し編」が丸々プレイできますよ!
何はともあれレッツプレイ!!

最近アニメ化されて話題を呼んでいますが、アニメの方は「狂気」ばかりを強調しすぎている気もします。
でもまあ、こういう側面もこの作品の魅力のひとつですけど。
俺的には「お、いいぞ!やれやれもっとやれ!!」って感じですが何か?
そういや最近ひぐらしの鳴き声聞いてないな~。

名ゼリフその1
「昔々。
神様が人間の前に姿を現していた頃のお話。

天よりパンが降ってきた。
ある者はなぜ肉でないかと大いに嘆いた。
天より肉が降ってきた。
ある者はパンが良かったと大いに嘆いた。
天より神様が降りてきた。
全員が喜ぶ物がわかるまで、当分は水を降らせます。

天より雨が降ってきた。
みんなは服が濡れると大いに嘆いた。
天より炎が降ってきた。
みんなは家が焼けると大いに嘆いた。
天より神様が降りてきた。
全員が喜ぶ物がわかるまで、当分は何も降らせないことにします。

天より何も降ってこない。
ある者は神に見捨てられたと大いに嘆いた。
天より色々降ってきた。
ある者は降らせる物を選べと大いに嘆いた。
天より巨岩の雨が降ってきた。
これでようやく嘆きの声はなくなった。

天より雨が降ってきた。
通りすがりの旅人は感謝する。
神よ、予期せぬ天気に感謝します。
お陰で我が旅路は退屈せずに済むのです。
神は応えずに見送った。
それでいい。神とサイコロは無口でいい。」

名ゼリフその2
「卑怯という言葉は敗者の言い訳でしかない。
自分以外の大勢の期待を背負った時、人生の中では絶対に負けることができないシーンは必ずある。
いくつもある。
その時、尽くすベストに上限はない。
ただひたすらに勝つための努力を惜しんではならないのである。
自らの努力に勝手に上限を設け、それ以上の努力をした相手を卑怯と罵る卑怯には決して堕ちてはならない。 」

名ゼリフその3
「そりゃよかったな。給料いくらだ? 」

迷ゼリフその1
「このボケナスどもがああああぁああぁあ!!!!
お前らはわかっていない!! わかっていない!!!!
全裸には萌えがない!!! 服は脱がしても靴下は脱がすな!! たとえお天道様が西から昇ることがあろうとも!! 絶対絶対これは萌え業界の鉄則だあああぁあああ!!!
いいかよく聞けモンキーども。ホモサピエンスと動物の違いは何か。そう、衣服の着用だ。つまりヒトは衣服があって初めてヒトなのだ!!!
それを全部脱がすことでしか欲情できない貴様らはヒト以下!! 動物と同じだあああぁ!!貴様全員を矯正するッ!! 歯を食いしばれええぇええぇえ!!!
先ほどAVの脱衣シーンを引き合いに出したな。例えばここに『コスプレHビデオ』があったとする。コスプレと一言に言ってもその裾野は広すぎる。それについて貴様らに講義することは、B-29から落下傘で降りてきたヤンキーどもに大和魂を一から説明するより困難この上極まりない!!
だからここでは最も普及していると思われる制服系で説明することとする!!
制服系の御三家と言えば何か!!!答えてみろ!!そうだな、制服、体操服、スクール水着だろう。なおセーラーかブレザーかの好みの違いは制服にカテゴライズするものとする。勿論、ブルマーかスパッツかの違いも同様!! スク水も紺か白かの違いはあれどカテゴリーは同じ扱いだ!!!どうだ、これだけでも甘美な響きがするであろう?!!
ではお前ら3人がこれらの内の一つずつが好みであったと仮定しよう!!おいノッポ!!お前は制服だ!デブ!お前は体操服、そしてチビはスク水だ!!!頭に思い描け、時間は3秒!!!描けたか?妄想くらい自在に出来ろ、気合が足りんやり直せッ!!!ではお前らの望む衣装が登場するHビデオがここにあるぞ、あると思え、あると信じろ気合を入れろ!!返事は押忍かサーイエッサーだ!!!馬鹿者それでも軍人かッ!!!! よおし描けたようだな次に進むぞ。
それらの萌え衣装が、貴様らの馬鹿げた欲情に従い一糸纏わぬ姿にひん剥かれたと思うがいい、だがおいお前らよく考えろ!!!全部脱いだらもうそりゃコスプレHじゃないぞッ?!?!最近そういう詐欺紛いなAVが増えているが実に嘆かわしい!!服を全部剥いだらもうそれは文明人ではない、動物だ!!全裸にしか欲情できない貴様らは犬、猿、雉だ!!キビダンゴでももらって鬼ヶ島へでも失せろ!!!ゲットバックヒアー!!
ちなみに最近の東西雪解けに従いロシア系AVが大量に上陸しているな。そんなことも知らんのか愚か者!!制服系とロシア系を組み合わせたロシア美少女女子高生などという、ゲッター2が抜けて三神合体できないような水と油な組み合わせが出ているようだが、本官は断じて認めたりはしないぞッ!!!制服は日本の文化だ芸術だ!!!毛唐に日本の和の心など分かりはしない!!!貴様ら聞いているのか、軟弱スルメどもがああぁ!!!歯を食いしばれ、今日は徹底的にしごく!!!貴様らが自分の妄想でご飯三杯行けるまで今日は寝られないと思ええ!!!はいいぃいい指導指導指導ぉおおッ!!!! 」

迷ゼリフその2
「いいや駄目だ!!今日は勘弁ならんッ!!亀田てめぇ、ケーキとリアル少女を天秤に掛けやがったなぁあぁ!!
少女を大切にできるからケーキを愛でる資格があるのだ!!
そもそも貴様は沙都子のよさがわかってない、まぁるでわかってない!!
沙都子の魅力は一見ツンツン、フラグが立つとデレデレのツンデレにある!!
最大の魅力はツンとデレの格差にあるのは貴様も知っているはずだ。
普段はツンツンしてて色気のカケラもないのに、スイッチが入ると途端にデレデレ!!
オンオフの段差こそが魅力なんだよ!!前半と後半でシナリオがガラっと代わる『ひぐらし』そのものじゃないか、つまり沙都子こそはミスひぐらし!!
そこに今や定番のスパイス妹味が加わりしかも属性は総受け、ほどよい反抗心は実に心地よく恋愛依存症っぽいヒロインが氾濫するこの世界に颯爽と降臨したニュージェネレーション!!どのくらいすごい降臨かってーとあれだ、金色の野に姫姉さまが降臨するくらいすげーぞ!神じゃねぇからな、うpうpとかパス希望とか言ってんじゃねえぞ。
その魅力をわからずに貴様なんだ、二次元戦士の誇りはないのかッ!!
ポリゴンの発達で今は擬似三次元だと?!、ヒロインがわずか8色で256個のドットで表現されていた時代の先人たちは、そこに愛と萌えを見出してより高い次元へ想いを昇華させてきたのだ!!
全て二次元への逃避ではない、現実の女性を愛するがゆえの愛の昇華!!
像もモナリザも全て先人たちの萌えの結晶だぞ!!最小ドット数のヒロインはド○アーガのカイだと思う。
今の若者が見たら多分、性別の識別もつかねぇぞ!
余談だがドラバスのお姫様はすごいよな、クラウンとセプターでミニスカ、水着にバニーガールにまでなってくれるんだぞ!!
アーケード史で最古のコスプレヒロインだと思うのは俺だけかッ?!あんなゲームが50円でゲーセンにあったなんて凄過ぎるぜ。
でもな、俺たちは萌えたんだよ、あの16×16のドットの向こうに美少女の姿を見たんだ!!
…そう、俺たち二次元戦士はドットやポリゴンの壁の向こうの真実を探り、真の姿を見ることを探る求道者だったのだ!!
それなのに貴様はドットやポリゴン、ハードの壁を一切経ない生少女をなぜ選べないというのか!!
目的を忘れ手段に堕した明白な証拠!!!二次元戦士は三次元を否定する存在ではない、 三次元をこよなく愛し、二次元の記号からそれを高度に再現できる新世代三次元戦士なのだッ!!
三次元より上の存在なのに二次元というのがよくない。二が三に劣るみたいだからな!!
ほらあれだ、XB●Xが2だとプレ○テ3に負ける気がするからXB●X360という名称になったのとまったく同じだ!!
とりあえず俺が言いたいのはただひとつ!!バイオとメタギアの新作が出るハードはどれだああああッ!
いやもちろんデドアラの新作も出るんだよね?
余談だけど、女キャラの胸のポリゴン数だけでザックが1人作れちゃうって噂はホント?
そんなことはどうでもいい、リアル少女のために一肌脱がんかい亀田ああああッ!!!」

■ 最果てのイマ
 ―――彼らはいつも7人だった。

 わずかな時さえ惜しみ、町外れの廃工場に集った。
 忘れ去られ、錆と砂埃を胎に積もらせた直方体。

 殺風景でありながらどこか情趣さえ漂うのは、かつて満ちていた
人の息吹が乾燥し、空間に薄く哀愁を添えているせいだ。
 過去の栄華に思いを馳せるように……見る者の胸を、打つこともある。

 若者たちは、しかし異なった所感を抱く。
 忘却された世界を、所有者なき領土と受け止める。
 老いたものを、若者が受け継ぐ。

 世界が連綿と繰り返してきた摂理をなぞり、彼らはたまり場を得た。

 家庭でも世間でもない安息の場所。

 樋口章二が《聖域》と呼んだ場所。

 孤独を重んじる章二が斯かる発言をしたことは、6人の印象に強く残ったものだ。
 あまりにも強いイメージは誤認さえ呼び起こして、迷路にいざなうこともある。
 聖域の是非については語るを得ない。

 約束の地について巨視的に論じるには、あまりにも未熟にすぎる。
 ただ確かなことは、彼ら7人にとってそれが途方もなく重かったということ。
 心の大部分を占めていたという事実。
 その一点に尽きた。

 ……世界は偽りと裏切りで満ちている。

 人と人は傷つけ合う。どんなに親密でも衝突は避けられない。
 聖人の高潔さでも身につけない限り、行き過ぎた相互理解は致命的な
傷の応酬となるばかりで、互いを破壊してしまう。

しかし。

 たとえ接触が傷つけあいだとしても、それは相手が実在することの証拠となる。
 だからこそ生身の絆はかけがえのないものとなるのだということを……

 千々に撒かれたパズルのピース。

 どうか、優しく配列されますように―――

「CROSS†CHANNEL」等のシナリオも手がけるシナリオライター、田中ロミオがシナリオを担当しています。
独自の世界観、ギャグ描写は秀逸ですね。
哲学的SF作品の中でもかなりの良作です。
田中ロミオの作品の中でも、解釈に関して今作はかなり難しい部類に入ると思います。
詳しくはネタバレになるので書けませんが、時系列がバラバラに語られる上に、哲学的表現、各専門用語が満載であるため読む人をかなり選びます。
さすがの俺も読んでいて頭が痛くなった程です。(良い意味でね)
そこらのSF作家が裸足で逃げ出すほどの難易度です。
制作期限の関係かと思われますが、最後の最後でなげっぱなし的に急に完結してしまうのが少し残念です。
回収されない伏線も多いので、それがさらに解釈を難しくしている要因ですね。
一回のプレイで全てを理解するのは無理かと思います。
再プレイ推奨作品です。
あのシーンはこういう事だったのか!とか、あのセリフはこういう意味だったのか!という楽しみ方が出来る作品ですね。
叙述トリックの使い方がとても上手い。
それにしてもこのシナリオライター、知識量がハンパじゃないですね~。
随所にちりばめられた小ネタ、ネタ元が分かる人にはたまらないんじゃないかと。
思わずニヤリとさせられる描写がいくつもありました。
かなりの詰め込みっぷりで情報量がハンパ無い作品です。
難しい話が3度の飯より好きだ!とかいう人や、「ついてこられるやつだけついてこい」的な表現にどうしても濡れてしまうMっ気たっぷりな人は挑戦してみてください。
しかしムーレンジャーネタは最強におもろすぎ。

名ゼリフその1
「悪い思い出にひたっていると、心に穴があくわよ」

名ゼリフその2
「(人は)99%の孤独と1%の共感で、生きていくものなんだ」

■ 好き好き大好き!
『やっと、ボクの夢がかなったんだ。
ボクの好きなゴムの衣装に身を包んだ、ボクの大好きな女の子。
誰にも渡さない。誰にも触れさせない。絶対、誰にも触らせるものか。』

『蒲乃菜は、ボクだけの蒲乃菜なんだ・・・。』
  

一人の少女を愛しすぎたが故に、彼女を自宅の地下室に
監禁してしまった男は、ラバーマスクで目隠しをされ、
視力まで失ってしまった怯える少女に宣言した。

─── 何もしない。ただ、傍にいて欲しい・・・と。

ひたすら彼女に優しく接し、その愛を得ようとするする男と、
怯え、絶望し、狂気へと駆り立てられていく無力な少女。

たった一人の少女にのみ向けられた男の盲愛に、彼を取り巻く
少女達は気づかない。
男を慕い、一途に愛情を寄せてくる大学の後輩。
十数年振りに再会した幼なじみ。
従姉妹を愛するあまり、主人公に辛くあたり、憎悪してしまうスポーツ少女
心理学を研究する美女は、常に謎めいた微笑を浮かべ、男の疑心暗鬼を誘う。

一人の少女を監禁し、それ故に誰も信じられなくなってしまった男と
彼を取り巻く少女達との物語・・・

かなり古い作品。
以前紹介した「終の空」と並んでエロゲ界で恐れられる、いわゆる「電波ゲー」のうちの一つです。
主人公はラバーフェチ。
気になるあの娘を拉致監禁して全身ラバースーツを着せるところからゲームは始まります。
うわあ…。
とにかくきつい。
延々と続く悶々とした妄想的心理描写、デッサンが微妙に狂った絵、アコースティックギター一本のみのBGM、極めつけのフェチエロシーン!
全体的にかなりイヤな感じです。
読み進めていくのが結構つらい。
もうなんかね、気持ち悪いとかそんなんじゃなくて心理的に追い詰められます。
鬱になるといいますか、なんしか気分が滅入る。
しかしこの作品が「終の空」等のファッション電波ゲーと違うところは、「完成度が高い」ということに尽きます。
かなり丁寧にプロットが作られており、こういったゲームにありがちなストーリー上の矛盾や不整合さがほとんど見当たりません。
人格描写もしっかりしていて、製作者の気合が感じられます。
イヤなもの、嫌悪、それらを徹底してしっかり描こうとする情熱はすさまじい。
だからこそとてつもなくイヤーな作品に仕上がっています。
このあたりが名作?と呼ばれ評価も高い所以でしょう。
主人公はまさにど変態なのですが、キチガイではありません。
その心理描写には隙がなく、説得力があるのです。
あまりに納得できる思考描写のためか感情移入すらできてしまいます。
他の登場人物もかなり異常な行動をとりますが、これもかなり絶妙。
みんな自然に、論理的に、狂っているのです。
誰も突然発狂して馬鹿になったりしないし、異常な行動を取った時ですら、ああそうなのか、やっぱそうするのかと納得してしまえる自然さ。
この説得力にはなかなか恐ろしいものがあります。
エンディングはほとんどがろくなエンディングではありません。
しかし!!!
本質は純愛物語であるといえるでしょう。
それを可能にしているのが、徹底した登場人物の心理描写です。
「キモい」だけでは決して終わらないドラマがここにあります。
吐き気が伴うほどの陰鬱なシナリオの中で、ふと感じることのできるカタストロフィ。
愛ゆえに!愛ゆえに!!
狂気純愛文学として良く出来ていると思うので、もう普通の読み物では満足できない文学オタクのあなたにぜひオススメしよう。
タイトルは戸川純のアルバムからきてるのかな?
パッケージも似たような感じだったし。